なのはなめも

雑学、豆知識や結婚など、幅広くおまとめします。

☟ category ☟

【激変】野原ひろしから見る、連載開始当時と現在の社会の変化

f:id:nano-hana01:20190925145827p:plain


人気アニメクレヨンしんちゃんの父ちゃん

野原ひろし

 

しがないサラリーマンの彼はいったい何者なのか

 

 

ひろしのスペック

 

f:id:nano-hana01:20191121115138p:plain

https://www.tv-asahi.co.jp/shinchan/character/

野原ひろし

年齢 35歳

身長 180センチ

職業 双葉商事社員

役職 係長

年収 約600万円

しかも子供2人、マイホームパパ

 

いや、最高じゃないですか???

 

しかし、アニメのなかでは

足が臭い

安月給な

ダメ亭主キャラ

 

なぜ、そんなちぐはぐな設定なの?

 

いや、これはちぐはぐじゃないんです

少なくとも、クレヨンしんちゃんが連載された当時は。

 

 

 クレヨンしんちゃん

 

主人公、野原しんのすけ(5歳)が

埼玉県春日部市を舞台に繰り広げる

おばかだけどほっこりするファミリーアニメ。

クレヨンしんちゃん作家は臼井義人さん

連載が始まったのは1990年のことです。

 

来年で30周年なんですね~

 

もともとは青年向けの作品だったようです。

 

 

 連載開始の1990年と2019年の変化

 

さて、クレヨンしんちゃん連載開始から29年

社会はどう変化してきたのでしょうか。

その変化を

日本のサラリーマン代表である

野原ひろしをもとに見ていきたいと思います。

 

 

年収

 

35歳、野原ひろしの年収は600~650万であることがわかっています。

民間給与実態調査によると

サラリーマンの平均年収は1990年代を境に減少していることがわかりました。

 

ちなみに、国税庁によると

35~39歳男性の平均年収は514万円でした。

 

平均と比べると

ひろしの年収は100万円以上上回っていることがわかりました。

 

ちなみにピークの2000年は580万円です。

 

その差66万円

 

しかし、給与から引かれている

所得税

住民税

健康保険

厚生年金・・・

 

租税負担と社会保障負担は

1990年代は35~40%だったのに対し

2015年時点では44.4%まで上昇しました。

 

給与が増えても減っても

給与から引かれる税金、社会保険料は増えているということです。

 

このことを踏まえると、

野原ひろしの

年収650万円の価値

というものは

連載当時と現在では大きく違うことがわかります。

 

 

マイホーム

 

野原家は埼玉県の春日部市に

マイホームを建てています。

 

少し古いデータになりますが、

2008年の30~39歳のマイホーム保有率は39.0%

 

1988年は49.6%

1993年は43.0%となっています。

 

いま、野原ひろしがマイホームを購入した場合、

2018年のマイホーム購入平均年齢は40歳。

マイホーム保有率が減少する中で

野原ひろしは平均よりも5歳若くマイホームを購入したことになります。

 

 

家族構成

 

現在、野原家は

ひろし、みさえ

子供は2人(5歳、0歳)

犬1匹

となっています。

 

長男のしんのすけが生まれたとき

ひろしが30歳

みさえは24歳です。

年次統計調査によれば

男性の第1子出生児平均年齢は

1990年で30歳

2018年は32.8歳です。

 

連載当時は

平均的な年齢の父親の年齢ですが、

現在は若いお父さんという認識になりつつあります。

 

野原ひろし、全然無能じゃない

 

作中ではだめ亭主キャラの野原ひろし

こうして数字を見てみると

全然無能ではないことがわかりました。

 

私の調査の結果なので

あいまいな部分もありますが

 

少なくとも

連載当時と現在の社会では

野原ひろしの人物像は

違って見えて当たり前だと感じました。

 

最後に、野原ひろしの名言で終わりたいと思います。

 

一日だけ幸せでいたいならば、床屋に行け。

一週間だけ幸せでいたいなら、車を買え。

一か月だけ幸せでいたいなら、結婚をしろ。

一年だけ幸せでいたいなら、家を買え。

一生幸せでいたいなら、正直でいることだ。