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不登校だった私が一部上場企業に就職し夫に出会う

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中学時代の半分を保健室で過ごした私が

夫と結婚するまでを書きます。

 

急な変化

 

中学時代の話は

 

www.nano-hana01.work

で書いておりますが、

 

端的に言うと

 

私は自律神経系の体調不良で

中学2年生の秋から保健室に登校していました。

 

いじめや

成績不振など

目立ったきっかけはなく

 

様々な要因が少しずつ混ざり合って

いつの間にか体重は減り

不眠になり

 

数日学校を休んでしまうと

だんだんと欠席のほうが多くなって

勉強は置いて行かれて

どんどん教室に入りづらくなって

 

の悪循環で、

私は保健室に助けを求めました。

 

保健室の先生が受け入れてくれて

登校から下校まで

ずっと保健室か

空き教室で勉強しました。

 

受験については上の記事に

詳しく書いてありますが

学校の授業は受けず、

独学と塾で無事に合格。

保健室登校から、

普通の高校に進学することができました。

 

 

高校、大学に進学

 

高校入学後、

私はいつかまた

急に学校に行けなくなるかもしれない

 

という恐怖に襲われていました。

 

しかし、同じ中学から進学した生徒たちも

私のことを言いふらす様子はなく

友人もできて充実した高校生活を送りました。

 

中学時代に、独学で受験をした経験が功を奏して

成績も良い方で 

大学入学とともに上京。

 

大学も同様に

何事もなく生活することができていました。

 

中学を卒業してからは

本当にいたって普通な

充実した毎日を過ごしていました。

 

ただ、中学時代に不登校だった話は

誰にも話していません。

 

やはり、どこかで

中学の思い出がないこと

保健室に登校していたこと

普通に学校に通えなかったこと

が恥ずかしかったんです。

 

 

幼馴染との再会

 

そのまま地元に帰らず就職した私は、

幼稚園から高校まで一緒だった幼馴染が

ちかくに引っ越してきたと聞き

2人でランチに行くことになりました。

 

その友人とは仲が良かったのですが

不登校時代はほとんど話すことはありませんでした。

 

というよりも、保健室にこもっていた私と

会う機会もなかったんですが。

 

高校に入ると

中学のことはなかったことのように

話しかけてくる人がほとんどでした。

その幼馴染もその一人でした。

 

 

その友人とランチをした帰り際

 

「ずっと言いたかったことがある。」

 

「中学の時はごめんね」

 

と言われました。

 

私は涙が出ました。

 

 

友人は

とても勇気が必要だったと思います。

 

優しすぎるくらい

優しい性格の幼馴染です。

 

高校入学と同時にまた関わりが増えてから

ずっと思っていてくれたのでしょう。

 

不登校になって

私を避けた人はたくさんいました。

普通に学校に通えるようになって、

何事もなかったかのように

関わろうとしてくる人もたくさんいました。

 

普通に学校に通えることで

こんなに周りの態度が変わるのか、と

驚いたのを覚えています。

その幼馴染も例外なく。

 

私は

仲良くできるのは嬉しかったけど

どうせあのままだったら私と友達だなんて言わなかっただろうと

思っていました。 

 

そんな中で

幼馴染は私のことをそんな風に思っていたこと

私の不登校だった過去も

受け入れて接してくれていることがうれしかった。

 

この日、

私はいろんなものが吹っ切れた感覚になりました。

 

 

夫との出会い

 

就活を無事に終え、

私は一部上場企業の経理として採用されました。

 

 

そのOJTが今の夫でした。

 

夫には、お付き合いの段階で

中学の時不登校だったと話しました。

 

夫は驚いていましたが

よくこうやって

ひとり暮らしして働いて

ちゃんと生きてるね

ほめてくれました

 

ああ、

私はもう大丈夫だな

と思いました。

 

多分、地元で

不登校になったとたんに無視するようになったあの子たちに会ったって

なんとも思わないだろうな、と。

 

 私の過去を知らない人に

言えたこと。

そして受け入れてもらえたこと。

 

私にとって

大きな進歩でした。

 

 

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結婚して

 

1度、体調不良で不登校になった経験は

私を強くもしましたが、

またああなってしまうのではないか

という不安を

強く植え付けてきました。

 

しかし、

友人、家族に恵まれ

中学時代では考えられなかった

高校進学

大学進学

そして就職。

 

一般的ですが、

こんな普通の生活ができること

私にとってどれだけ嬉しいことだったか。

 

中学時代の

毎晩不安で泣いていた私に

会うことができるなら

教えてあげたいです。

 

あの時、どうすれば楽になれたのか

そのためには何をしたらいいのか

 

今なら簡単に答えを見つけることができます。

でも、

当時の私にはあれがいっぱいいっぱいだったんです。

 

不登校だった過去は

後悔してはいません。

 

でも

今でも高校時代以降に出会った人には

伝えていません。

 

多分一生

忘れることのできない毎日でした。

 

ですが

就職して結婚して

幸せな毎日を送ることができているのは

不登校だった事実を伝えたとき

夫が笑ってほめてくれたからだと思います。