なのはなめも

雑学、豆知識や結婚など、幅広くおまとめします。

☟ category ☟

【転職の是非】社会人3年目に転職した夫、転職しない私

f:id:nano-hana01:20191218100013p:plain


転職

 

迷っている方はいませんか?

 

20代の3分の1は転職を経験している

 

こんなデータがあるんです。

また、就職3年以内の離職率も

30%ほどだそうです。

 

しかし、

近年転職する人の人数は

特に大きく増えているわけではないんです。

 

 

終身雇用制度と年功序列制度の崩壊

 

以前は当たり前とされていた

・終身雇用

・年功序列

が大きく変化しています。

 

2019年5月

トヨタ自動車の豊田社長が

「終身雇用の維持は難しい」と発言しました。

 

そもそも終身雇用制度とは

企業が倒産しない限りは

定年まであなたを雇用し続けますよ~!

というものです。

それと同時に導入された年功序列制度は

働き続ければ、お給料は上がりますよ~!

というもの。

近年では、不況少子化による人材確保競争の激化

人件費の増加といった影響を受け

それを維持するのが難しくなってきています。

 

また、それらをさらに難しくさせているのは

社会の多様化により

会社の経営が不安定になりやすくなったということ

誰でもビジネスを始められる環境が以前より整い、

働き方に対する考えが変わったこ

派遣やパート社員の増加も大きく影響しています。

 

終身雇用制度と年功序列制度の崩壊により

自分でお金を生み出す

もっと待遇が良く、安定した企業を目指す

といった思考が強くなったと感じます。

 

しかし、日本は他の先進国に比べて

転職率が低いと言われています。

その理由として、

いまだにこの慣習が根深く残っている証拠だとも思えます。

 

転職した夫

 

まず、私と夫は

同じ職場、同じ部署で働いていました。

 

業務内容は事務の総合職

賞与は2回

各種手当あり

 

一般的に見て

とても良いわけではないが

特別悪くもない

といった感じです。

 

転勤はなし

部署移動もなし

 

そんな職場から転職を決めた理由は

 

・給与面でもし結婚したら余裕のある生活ができない

・ここより悪い会社もあるだろうけど

良い会社もたくさんあるはず

・すでに転職が決まっていた。

 

ということです。

 

例えば

賞与2回

と一言に行っても

うちの会社は縛りがあり、

なんと5年目まで満額をもらうことができないのです。

これは入社してから説明されるのですが

正直、詐欺だなと思いました。

 

また、職場は昔の気質がのおっており

新しいことを始める、ということを好みません。

何かを決めるのは役員のみ。

以下はそれに従うといった形で

楽ではありますが刺激ややりがいを感じられるかと言えば

答えはNOでした。

 

 

私が転職しない理由

 

夫が転職し

年下だった私は

いつの間にか夫の社歴を超えていました。

 

夫は転職先での仕事にやりがいを感じており

転職して良かったことしかないとまで言うほど。

 

そんな夫を見ても

私が転職しない理由は

なんといっても

刺激を求めていないからです。

 

この職場は言われたことをしていれば何も言われないし

昇給するし

残業時間も多くはありません。

 

もちろん、やりがいのある職場働きたかったという気持ちもありますが、

 

もし、将来的に妊娠・出産・育児をすることになれば

この環境は非常に捨てがたいなと思っています。

 

はっきり言って

ただ楽だからやめたくないんです笑

 

夫のように、転職というリスクを冒すほど

仕事に対して熱意を持っていません。

 

 

男女の違い?

 

実際に、うちの職場は男性の転職は山ほど見てきています。

 

それも、夫と同じように若手からベテランまで。

転職理由は

夫と似たようなものばかりでした。

 

一方、

女性で弊社に不満を持っている人は少なく

多少の不満はあっても

残業時間の短さや

出産・育児のしやすさから

わざわざ辞めるほどの理由はないという感じです。

 

最近では、女性が増えていることに

上部が危機感を持っているほど。

「同時に産休とか寿退社とかしないで」

と言われるほどです。

 

女性が増えているのではなく

男性が減っているんですけどね。

 

 

求人を出して面接をしても

若い男性はうちを蹴って

さらに良い会社へ行ってしまいます。

 

女性は、

結婚や妊娠、出産、子育てに

男性よりも振り回されてしまいます。

 

転職活動をしている女性によると

「妊活を積極的にしている人はだめ」

と不採用になった人もいるほど

女性の転職は難しいのです。

 

夫が転勤になったら

女性はついていくでしょう。

逆のパターンはあまり聞きません。

 

激務であるとか

人間関係が破綻しているとか

よほどのことがない限り

転職に踏み出す女性は

それほど多くないのではと思います。

 

若者の定着率を向上させられない

 

若者が定着しない

それはなぜでしょうか。

 

運がなかった

人事の見る目がなかった

採用した若者が悪い

 

果たしてそうでしょうか。

 

求人を出していれば

いつか有望な人材が来てくれる

 

果たしてそうでしょうか。

 

 

その答えはNOです。

 

弊社はこのままいけば

女性も既婚者が多いため

昇格を望む人はほぼいません。

有望と言われる若手の男性は定着せず

現在、弊社の平均年齢は40代です。

今後、さらに上がっていくでしょう。

 

根本的に

体質

福利厚生

給与

など

企業自身に改善すべき点があることに

経営者は気付いていません。

転職することは良いことなのか

 

私の周りにも

転職した、または転職を望む人は少なくありません。

実際に、私も転職サイトに登録だけしてあります。

 

そもそも、就職活動の時に

この会社に一生いるわけじゃないし

という気持ちでいる学生も

少なくないと思います。

 

自分の求めるものが今の会社になかった時

転職をしてみるのは

良いことかもしれません。

 

しかし

仕事に求めるものは

自身のライフステージによって

少なからず変化することが考えられます。

 

独身の頃は刺激が欲しくて

激務でもこなせていても

家庭を持ったら仕事よりも家庭を優先したい

など。

 

また、1度転職すると

転職癖がついてしまう人もいます。

 

転職は悪いことではありませんが

安易に決めてしまうと

良い方向に向かわないこともありますので

慎重な企業選びをしてくださいね。