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【矯正すべき?なぜ左利きが少ないの?】実体験!左利きの私が矯正したら頭がおかしくなって両利きになった話

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右利きの皆さん

左利きにあこがれたことはありませんか?

 

左利きのメカニズム

 

人の利き手は、遺伝的要因、環境的要因によって決まります。

現在、利き手を決める役割を持つ遺伝子はわかっていません。

しかし、利き手に影響する遺伝的要因は、約25%ほどだそうです。

しかし、両親がどちらも右利きの場合と

そちらか一方、または両方が左利きの親の子どもは

左利きの確率が高くなります。

両方左利きの夫婦の場合、26%ほどの確率で

左利きの子どもが生まれるそうです。

 

利き手は、胎児の段階で決まっている可能性があると

ニュースサイトの『Business Insider』が記事にしています。

この根拠として、

妊娠8週の時点で、胎児は手を動かせるようになり

その際に、どちらか一方の手を活発に動かしていることがあるそうです。

また、胎児の時から決まった方の指をくわえる姿も見ることができます。

 

 

左利きの割合

 

ではなぜ右利きの方が多いのでしょうか。

一般的に、左利きは人口の約10%だそうです。

 

人間だけでなく、他の動物にも聞き手は存在しており

いずれもどちらかに偏りが見られます。

 

人間は、進化の過程で

協力と競争のバランスをとってきました。

 

協力するためには、

同じ道具を使えた方が効率が良く、

利き手が違うと効率の低下につながってしまいます。

しかし、競争の面では

左利きは重宝されます。

現に、スポーツ選手には比較的左利きが多いです。

 

したがって、もし人間が競争をしない生き物であれば

いまよりも左利きの割合は低く

逆に、競争による価値が高いと判断されていた場合は

左利きの割合は高かっただろうと言えます。

 

 

矯正方法

 

左利きの子どもが生まれた場合

右利きに矯正しようとする親がいます。

その方法としては

とにかく右手を使うのが1番です。

 

脳は、すでに「左手を使う」ことがインプットされています。

意識して右手を使う

日常生活において、箸や鉛筆を持つ手を右にするように心がけることで

脳を「右手も使う」と思わせます。

 

 

矯正する必要はあるのか

 

そもそも、利き手を矯正する必要は

あるのでしょうか。

 

近年では、左利き用のはさみ

左利き用のお箸

と言った便利なものがたくさんあります。

 

昔よりも

左利きの人が過ごしやすい環境になっていると言えます。

 

また、利き手の矯正は幼いころに行うことが多く

自分の思い通りに手を使うことが許されないストレスを

抱えてしまうこともあります。

 

利き手の方が、器用に使うことができるため

矯正できたとしても

利き手のまま育っていた方が良いこともあります。

 

しかし、左利きの人は

書道がうまくできない(はねやはらいができない)

鉛筆や箸の持ち方・スポーツなどの指導者が右利きのことが多いため

教える方も教わる方も苦労する

などデメリットもあります。

 

実際に矯正してわかったこと

 

私は左利きです。

親戚に左利きの人は1人もいませんでした。

 

両親はお箸の持ち方、鉛筆の持ち方を教えることに

とても苦労したそうです。

また、バレーボールを始めたとき

指導者と同じようにしなさいと言われていたので、

最初の半年は右手でサーブを打っていました。

もちろん、左の方が力もあり

左に変えた瞬間急に上達したのを覚えています。

両親は左利き用のはさみなどを買ってくれなかったため

自然とはさみだけは右手で使うようになっていました。

 

幼稚園の年長になったとき

両親は私を右利きに矯正すべく

公文に通わせました。

 

公文では右手で字を書くこと。

 

と約束し、小学校に上がるころには

それなりに字も書けるようになっていました。

 

しかし、小学生になり

漢字を習うようになると

へんとつくりが逆になってしまったり

鏡文字を書くようになってしまったり

 

国語のテストは

小学1年生の時点で散々でした。

 

左の方が扱いやすいのに

右手を使わなければならないストレスと

なぜかへんてこな文字を書いてしまう自分。

 

私は勉強への意欲を完全に失ってしまいました。

 

両親は矯正をやめさせ

 

好きなだけ左手使いなさい!

 

と言ってくれてから

へんとつくりが逆になることも

字が鏡文字になることも

なくなりました。

 

しかし、矯正していた時期は無駄ではなく

左利きの人には難しいとされる書道は

右手で書いていました。

 

左利きとして生活していると

定規が使いにくい

そろばんが使いにくい

ボールペンのインクが出にくい

計算問題を解くスピードが遅くなる

など

小学生ながらに苦労したこともたくさんありました。

 

しかし、左利きとして25年間生きてきて

スポーツはもちろん有利だったし

両利きとなった今、

日常生活で大きな違和感は持ちません。

 

狭い飲食店で隣の人に手があたってしまうくらいですかね笑

 

私は矯正したことで

一時文字が書けなくなり

家族にもとても心配されましたが

結果的には、両利きとなって便利なこともたくさんあります。

 

右利きの人の中には、

子供が左利きで何も教えられない

と悩む人もいますが

私は、どうか根気強く教えてあげてほしいと思います。

それか、左利きの知り合いに頼むなどしながら

無理な矯正をしない方法をとっていただきたいと思っています。